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癌性腹水を伴った胃癌に対するS-1とPaclitaxel併用療法の有用性
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JPY
Abstract
癌性腹水を伴った胃癌に対してS-1とpaclitaxel(PTX)の併用療法を行い,その臨床成績について検討したので報告する。対象は胃癌癌性腹水陽性8 例で,治療方法はS-1 の内服を2 週間継続して行い,PTX をS-1 投与の1 日目と8 日目に行うbiweekly投与で行った。治療結果は37.5%(3/8)に画像上腹水の消失を確認し,胃癌主病巣に対しては50%(4/8)のPR であった。治療の回数は平均15 コースで,発生した全有害事象は87.5%(7/8)であった。血液毒性は75.0%(6/8)で,grade 3,4は37.5%(3/8)であった。非血液毒性は,75.0%(6/8)に確認されたが,grade 3,4は認めなかった。historical control ではあるが,従来の治療(コントロール群,n=24)とS-1 とPTX 治療(S-1+PTX 群,n=8)の治療成績について生存率の比較検討を行った。S-1+PTX群のMSTは413 日で1 年生存率は62.5%,2 年生存率は37.5%であり,最長生存例は1,148 日である。S-1+PTX 群はコントロール群に比べ生存率は良好であった(p<0.001)。癌性腹水を伴った胃癌に対してS-1とPTX 治療は重要な治療法の一つと考えられるので報告した。
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