No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
S-1 が著効し傍大動脈リンパ節転移が消失した再発胃癌の1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は70 歳,男性。2000 年8 月12 日,幽門部進行胃癌にて幽門側胃切除,リンパ節郭清を施行(por 1,pT3N1H0P0M0,Stage IIIA)。術後化学療法としてtegafur(600 mg/day)を6 か月間経口投与し,その後再発なく定期的に経過観察していた。2005年4 月食欲低下および左腹部痛を主訴に来院。上部消化管内視鏡および腹部CT にて,残胃に浸潤した胃癌傍大動脈リンパ節再発と診断し,全身化学療法としてS-1 60 mg×2/day(2週投薬,1週休薬)を施行した。2か月後の腹部CT で再発リンパ節は著明に縮小していた。治療開始から21 か月経過した現在,S-1 を継続投与中であるが,入院を必要とするような有害事象はなく,画像上再発病変は指摘されていない。以上より,S-1 は比較的安全に長期継続投与が可能であり,再発胃癌に対するfirst-lineとして有用であることが示唆された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/34110/1857