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洗浄細胞診陽性4 型胃癌に対する治療戦略─洗浄細胞診の変化からみた治療方針の決定─
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JPY
Abstract
4 型胃癌は高頻度に腹膜播種を来し,手術のみでは予後の改善は困難である。今回われわれは,洗浄細胞診(CY)陽性4 型胃癌に対し化学療法後,手術を施行した症例を検討し,CY の変化からみた治療方針の決定について考察した。対象はCY 陽性の4 型胃癌で,化学療法後,手術を施行した6 例。6 例中3 例(50%)は手術時にCY が陰性化していた。CY 非陰性化の3 例のうち1 例は術後補助化学療法中に陰性化した。CY 陰性化4 例の予後は中央値で1,487 日(966〜2,354日)と比較的良好であった。一方,CY 非陰性化の2 例の予後は193 日,395 日と不良であった。術前化学療法により,CY が陰性化した症例の予後は比較的良好であり,腹腔鏡検査による評価の重要性が示唆された。これらの症例は外科的治療による根治切除をめざすが,非陰性化例は予後が不良であることから,可能ならレジメンを変えての化学療法継続がよいと考えられる。
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/content/article/0385-0684/34120/1952