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JPY
Abstract
W スパイラル(WS)カテーテルを用いて肝動注化学療法を行った後に抜去した25 症例について合併症を中心に検討した。透視下で操作を行い,全例で容易に抜去できた。血栓・塞栓症や術後の感染は認めなかったが,1 例で出血を合併した。抜去したカテーテル表面の電顕像ではフィブリン網の形成はなく,3 か月目の3D-CT による肝動脈の評価では3.3 Fr カテーテル使用例で13 例中12 例で肝動脈の開存性が保たれていた。出血合併症例は5 時間圧迫したが止血が得られず,緊急止血手術(局所麻酔下で頭尾側をクランプし,直接縫合2 針)を要した。刺入部が鼠径靱帯直下で周囲組織が硬化しており,圧迫が十分にできなかった可能性が考えられた。抜去可能なWS カテーテルを用いて動注終了後に抜去するのは理にかなった方法であるが,抜去後の止血には細心の注意を払う必要がある。
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/content/article/0385-0684/34120/1961