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JPY
Abstract
大腸癌肺転移に対してラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation: RFA)を施行した2 症例を経験した。症例1: 70 歳,男性。直腸癌(a2,n2,P0,H0,M0,Stage IIIb)に対して手術施行11 か月後に肺転移(左S10,径10 mm)を認めた。全身化学療法を開始するも,好中球減少が強く中止となった。手術17 か月後,肺転移に対してRFA を施行した。合併症は認められなかった。現在,RFA 施行20 か月後,肺再発を認めていない。症例2: 65 歳,男性。S 状結腸癌(ss,n2,P0,H0,M0,Stage IIIb)に対して手術施行10 か月後に肺転移(3 か所: 右S5 径5 mm,左S8 径8 mm,左S9 径10 mm)を認めた。全身化学療法を開始するも,薬疹・全身倦怠感が強く中止となった。手術15 か月後,肺転移(3 か所)に対してRFA を施行した。軽度の気胸を認めたが保存的に改善した。現在,RFA 3 か月後,肺再発を認めていない。肺転移に対するRFA は,長期予後に関しては現在のところ明らかでないが,低侵襲で安全に繰り返し施行できる治療であり,大腸癌肺転移に対する治療の一つの選択肢となると考えられる。
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