No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
切除不能大腸癌肝転移に対するカンプトDSM 動注療法の検討
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
目的: 切除不能大腸癌肝転移症例に対して当科で施行している動注療法(カンプトDSM 動注療法)について検討したので報告する。対象・結果: 27 例の患者に対してカンプトDSM 動注療法を47 回行った。治療前後の腫瘍マーカーを比較し,CPT-11 の活性代謝物であるSN-38 の血中濃度を測定した。SN-38 の血中濃度はCPT-11のピークより1 時間遅れて上昇しており,カンプトの薬理特徴を生かした投与法と考えられた。腫瘍マーカーは全例において改善を認めた。27 例中9 例において動注治療後に肝切除を施行し得た。奏効率は59%。3 年生存率は20%だった。結語: DSM 併用のカンプト動注療法が抗腫瘍効果に関与することが示唆された。同治療により手術適応症例を拡大できる可能性が示唆され,他臓器転移がなければ全身化学療法と同様にfirst-line の治療法として選択し得ると思われた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/34120/2038