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胆道内腫瘍栓で再発した原発巣不明 Icteric Type Hepatocellular Carcinoma の1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,男性。2004 年11 月,総胆管内腫瘍栓による閉塞性黄疸で発症した原発巣不明肝細胞癌(HCC)に対し,肝外胆管切除,胆管内腫瘍栓摘出,胆管空腸吻合術を施行した。1 年1 か月後,腹部造影CT 検査にて挙上空腸内に5 cm 大の腫瘤を認めHCC 再発と診断した。腹部CT,超音波,腹部血管造影で肝内原発巣は不明であった。2006 年1 月,挙上空腸脚内腫瘍栓摘出術を施行した。2 か月後,再び空腸内腫瘍栓を認めた。肝門部S4 に10 mm 大の腫瘤像を認めたため,2 回にわたり肝動脈化学塞栓療法(TACE)を施行したところ著効しCR を得た。その後2007 年5 月まで再発の徴候を認めていない。これまで報告されている原発巣不明 icteric type HCC の再発形式は肝内転移のみで,再度原発巣不明の胆管内腫瘍栓で再発した症例の報告はない。本症例は原発巣および腫瘍栓に対するTACE が著効し,現在まで再発を認めていない。
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/content/article/0385-0684/34120/2099