No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
口腔扁平上皮癌に対するS-1とDocetaxel併用療法の臨床効果に関する検討
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
口腔扁平上皮癌15 例に対し,neo-adjuvant chemotherapy(NAC)としてテガフール・ギメラシル・オテラシル配合剤(S-1)とdocetaxel(DOC)併用療法を施行し,その治療効果および有害事象について検討した。対象症例は男性11 例,女性4 例の計15 例で,平均年齢は65.9歳であった。薬剤の投与法は,S-1 80 mg/body/day を14 日間連日経口投与した後,DOC を60 mg/m2で点滴静注した。臨床効果判定は,3 週間後に日本頭頸部癌学会「頭頸部癌取扱い規約(改訂第3 版)」の治療効果判定基準に準じて行い,CR 7 例,PR 2 例,NC 4 例,PD 2 例で奏効率は60%であった。病理組織学的効果判定では,大星,下里らの分類で,Grade㈵ 3 例,GradeII a 3 例,GradeII b 4 例,GradeIII 1 例,Grade IV b 3 例,Grade IV c 1例であった。grade 3 以上の有害事象を認めた症例は,白血球減少grade 3: 10 例とgrade 4: 2 例,食欲不振grade 3: 1 例,口内炎grade 3: 1 例であった。以上より,S-1とDOC 併用療法は口腔扁平上皮癌に対して比較的高い奏効率が期待でき,NACとして有用と考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/34130/2237