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JPY
Abstract
胃癌研究における今日の飛躍的な進歩に胃癌取扱い規約(以下,規約)が果たした功績は多大である。しかし,一方では根本的な矛盾点があり,今後の研究への妨げとなっていることも確かである。本稿ではその矛盾点を明らかにし,改訂に対する提案を行った。矛盾点は,1)郭清効果を加味したリンパ節gradingを行っていること,2)リンパ節gradingが占居部位別に変化し,かつ不連続であること,3)下部・中部胃癌では幽門側胃切除術での切除を想定したリンパ節gradingであること,4)占居部位におけるカテゴリー分類が改訂ごとに変動し,郭清範囲までもが変化すること,である。多くの人に受け入れられる規約とするためには,ルールとしての規約と治療指針としてのガイドラインを明確に分離することである。規約としては,国際標準のためにTNM 分類に準じること,リンパ節分類には連続性のある転移個数を採用することである。また,ガイドラインと協調した改訂を行い,術式別郭清度は解剖学的な深度を考慮して郭清範囲を固定化すべきと考える。
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/content/article/0385-0684/34130/2325