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JPY
Abstract
細胞内の古く,不要となった長寿命な蛋白質あるいは構造蛋白質はオートファジー(自食作用)リソソーム系で分解される。対象となる蛋白質は,細胞質の一部とともに隔離膜と呼ばれる小胞体様膜構造により細胞質から分離され,オートファゴソーム(自食胞)に取り込まれる。このオートファゴソームにトランスゴルジ網からリソソーム酵素をもつ輸送小胞が送られて,取り込まれた物質は分解される。分解されたアミノ酸は,細胞の内外で再利用される。このオートファジーができなくなると細胞質にユビキチン化された蛋白質が凝集体を作り,古くなったオルガネラが細胞質に溜まることになる。また,リソソームのプロテアーゼが欠損すると,リソソームに分解されない物質が溜まり,リソソームの蓄積症を発症する。いずれにしろ,これらの細胞は死に至る。
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/content/article/0385-0684/35010/25