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大腸癌切除不能肝転移に対するWeekly 5-FU/LV 肝動注療法の成績
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JPY
Abstract
目的:本邦では1990 年代にはすでにIVR を利用したカテーテル挿入技術により,5-FU 肝動注療法が技術的には完成の域に達していた。一方,5-FU は l-leucovorin(LV)と併用することで,その抗腫瘍効果が増強することが証明されている。この研究の目的は,大腸癌の切除不能肝転移に対して5-FU とLV 併用の肝動注療法の効果と毒性に関して評価することである。対象と方法:切除不能の大腸癌肝転移症例20例を対象とした。5-FU(1,000 mg/body)とLV(250 mg/body)を毎週,肝動脈から5時間をかけて動注した。生存率とRECIST を基準にした奏効率を求めた。また血液,非血液毒性はCTCAE ver 3.0 を基準にして評価した。結果:施行回数は中央値24 回であった。標的病変(肝)に対する奏効率は75%で,生存期間の中央値は22 か月であった。今回施行したレジメンでは軽微な副作用しか来さなかった。腎不全患者の1例に対してgrade 3 の血小板減少を来した以外は血液毒性はみられなかった。結語: 5-FU にLV を併用した肝動注療法は,大腸癌の切除不能肝転移に対して有効で認容性のある治療法である。本邦においても動注療法は大腸癌の切除不能肝転移に対して有効な治療法として再認識されるべきである。
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/content/article/0385-0684/35010/71