No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
近年まで小腸疾患の診断は,臓器の特徴から困難であった。2000年にカプセル内視鏡が登場し,これらの問題は解決しつつある。カプセル内視鏡の最もよい適応は原因不明の消化管出血で,診断率も他の画像診断と比較して優れており,診断のアルゴリズムも完成されつつある。また,小腸腫瘍の精査に有用であり当施設における診断率は84.1%であった。ただし,見逃し例があることや質的診断に関してやや難があることは現状の限界であり,それらを認識して検査を行うことが望ましい。VCE の合併症は誤嚥と滞留がある。誤嚥はまれであるが,滞留は約1%で起こるため十分な注意が必要である。VCE は,同時期に導入された治療機能を備えたダブルバルーン内視鏡とともに活用されれば,今後小腸疾患診療の中心となることは間違いない。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/35020/169