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JPY
Abstract
paclitaxel(PTX)は卵巣癌,乳癌,非小細胞肺癌,胃癌に対し,210 mg/m2を3 週ごと投与の用法用量で保険適応が認められている。しかしこの方法は好中球減少症,および末梢神経障害を主とする非血液毒性が比較的高頻度に認められることが問題であった。そこでPTX の毎週投与法(80 mg/m2をday 1,8,15 に投与,day 22 は休薬。28日で1 コース)が開発され,卵巣癌,肺癌においては毎週投与法が3 週ごと投与法と直接比較され,有害事象が少なく,かつ有効性は等しいことが報告された。胃癌に対するPTX の3 週ごと投与法(210 mg/m2)の奏効率は第 II 相試験において23.3〜28.0%と報告されており, PTX 毎週投与法(80 mg/m2)の奏効率はやはり第 II 相試験において24.0〜25.8%と報告された。有害事象が少なく,外来治療が行いやすいという点からか,PTX 毎週投与法は一般臨床において広く行われるようになったが,胃癌において毎週投与法と3 週ごと投与法の直接比較は行われていない。われわれは胃癌に対するPTX 毎週投与法の妥当性を裏付ける基礎的研究として,AUCが同等である高濃度短時間の条件と低濃度長時間の2 条件にて胃癌7 症例に対し,抗癌剤感受性試験CDDSTを行った。その結果,AUC が同等である二つの条件においてPTX による細胞障害率には差を認めなかった。長時間作用させることにより,低用量PTX の胃癌に対する効果がin vitroの実験系において示された。
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/content/article/0385-0684/35020/251