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一般病院における乳がん化学療法の均てん化を目指して—EC およびFEC 療法の実態調査—
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JPY
Abstract
乳がん化学療法の均てん化を目的として,EC75,FEC75およびFEC100療法を例に,3 施設(市立堺病院,宝塚市立病院および国立病院機構大阪南医療センター)における化学療法後の骨髄抑制について評価した。また,multinational associationfor supportive care in cancer スコアリングシステムを用い発熱性好中球減少(FN)について評価した。その結果,nadirにおける好中球数はEC75,FEC75,FEC100 の順に低値を示したが,施設間およびレジメン間に有意差は認められなかった。また,FN 発症リスク評価により,対象患者のほとんど(63 名中61 名)が低リスクと判定され,うち59 名はFN を発症しなかった。さらに,1 病院では発熱時服用のためのシプロフロキサシン錠の処方および患者への啓発が行われていた。このように,化学療法後の安全性について施設間に相違はみられなかったが,施行後のマネジメントが異なっていた。今回の調査から,十分な副作用対策の実施および患者への情報提供を行うことで,強力な化学療法が施行できると考えられた。
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/content/article/0385-0684/35020/267