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多発肝転移を伴う高度進行胃癌に対して5-FU/LV 持続肝動注とWeekly Paclitaxel療法の併用が奏効した1 例
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JPY
Abstract
症例は,66 歳,女性。食欲不振,貧血精査のための上部消化管内視鏡検査で,胃幽門部大弯に2 型胃癌を指摘された。腹部超音波,CT 検査で幽門部周囲のリンパ節腫大と肝両葉の多発肝転移を認め,根治切除不能と判断しS-1 内服を開始した。しかし3 クール終了後も効果を認めず,特に肝転移の急速な増大がみられたことより,5-FU+Leucovorin 持続肝動注(day 1〜7)とweekly PTX 3 週連続投与1 週休薬(day 8,15,22)の併用療法に変更した。腫瘍マーカーは急速に低下,4コース終了時には原発,リンパ節転移と同時に肝転移病巣の著明な縮小を認めた。有害事象は軽微であり,現在,治療変更後6 か月でQOLを良好に保ちながら治療継続中である。本法は,肝転移を伴う切除不能進行胃癌に対して有効な治療戦略の一つとなり得ると考えられた。
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/content/article/0385-0684/35020/303