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進行大腸癌に対するFOLFOX4 療法による末梢神経障害の回復の解析
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JPY
Abstract
背景: FOLFOX4 療法は進行大腸癌に対する標準療法である。oxaliplatin の用量規定因子は末梢神経障害である。目的: FOLFOX4療法での末梢神経障害による休薬,中止後の回復期間について検討する。対象と方法: 2005年4月〜2006年3月までに当院でFOLFOX4 療法を導入された切除不能転移・再発大腸癌に対して,慢性末梢神経障害をCommon Terminology Criteria for Adverse Events v3.0(CTCAE v3.0)にて評価し,2006 年7 月31 日までにgrade(G)3 にて休薬・中止となった症例について,2006 年12 月31 日までの末梢神経障害の回復期間をKaplan-Meier 法にてretrospective に解析する。結果: FOLFOX4 療法を施行した患者は187 例のうちG2 以上の末梢神経障害で休薬,中止となった症例はG2: 39 例(20.8%)/G3: 33 例(17.6%)であった。発現までのサイクル数の中央値はG2: 10(2〜23)/G3:10(4〜14)サイクルであった。G1 への回復期間の中央値はG2 からは56 日で,G3 からは106日であった。休薬された例で治療を再開できたのはG2で15 例(78.9%),G3 で14 例(51.9%)であった。再開ができなかった理由は休薬中の増悪が最も多かった。休薬から増悪までの期間はpartial response(PR)例88.5 日/stable disease(SD)例58 日で,PR 例はSD例と比較して休薬から増悪までの期間が長かった。結語: FOLFOX4療法における機能障害を伴う末梢神経障害が海外の臨床試験と同様にみられた。今後,末梢神経障害への対策が必要であると考えられた。
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