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JPY
Abstract
日本看護協会で専門看護師/認定看護師制度が開始され,初のがん看護専門看護師(がん看護CNS)が誕生したのが1996 年であった。専門看護師はある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することが認められた者であり,卓越した実践,相談,調整,倫理調整,教育,研究の六つの役割を遂行する。専門看護師の認定取得のためには看護師または保健師,助産師の国家資格取得後,大学院修士課程の修了と最低5 年間の実務経験が必要であり,その後の認定審査に合格しなくてはならない。また,認定看護師は特定の看護分野において,熟練した看護技術と知識を用いた水準の高い看護実践,指導,相談の役割を遂行するものであり,看護師(または保健師,助産師)の資格,最低5 年の実務経験,6 か月の教育機関での教育を受けた後,認定審査に合格する必要がある。また,専門看護師,認定看護師ともに5 年ごとの更新制となっている。2007 年現在,がん看護CNS は104 名,がん看護領域の認定看護師は942 名(がん化学療法204 名,緩和ケア420 名,がん性疼痛看護267名,乳がん看護51 名)となった。がん看護専門看護師は職位や活動内容も様々であり,人数も少ないため,その実態は広く知られていない状況にある。しかし,組織変革者としてがん医療の質を向上させるものであり,活動の場も広がるものと考えられている。今後,看護系大学院の増加により,がん看護CNS も増加するものと考えられるが,同時に大学院での教育内容・方法の充実や,資格認定制度の再検討が課題となるものと考える。
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