No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Folinate/Tegafur/Uracil(UFT/LV)療法が有効であった再発大腸癌の2 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
経口化学療法剤folinate/tegafur/uracil(UFT/LV)投与で良好な経過をたどる2 例の再発大腸癌患者を経験した。症例1 は74 歳,女性。S状結腸癌穿孔で緊急開腹しハルトマン手術を施行した。術後1 年7か月で残直腸に再発をみたため,再手術するも周囲浸潤が強く試験開腹に終わった。入院中に5-fluorouracil/Leucovorin(5-FU/ LV)療法を6 回施行し,その後は外来通院でUFT/LV 内服中である。腫瘍の増大なく,副作用発現なく初回術後3 年間生存中である。症例2 は65歳,女性。直腸癌で腹会陰式直腸切断術を施行した。組織学的病期はstage I であった。術後2 年6 か月に肺右上葉に転移結節を認め,CA19-9 値が上昇した。外来通院でUFT/LV 経口療法を開始したところ,2 か月後に肺結節陰影は消失しCA19-9値も減少した。現在,再発なく生存中である。UFT/LV 経口療法は再発大腸癌に対し,QOLを保ちながら外来通院ができる有効な治療法の一つである。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/35040/661