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術前内分泌療法としてAnastrozoleにてStable Disease,LetrozoleにてPartial Responseが得られた閉経後乳癌の1 例
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JPY
Abstract
高齢者のホルモンレセプター陽性乳癌に対して非ステロイド系アロマターゼ阻害剤2剤を順次用い,letrozoleで奏効した症例を経験したので報告する。症例は85 歳,女性。右乳房に多発の腫瘤あり。針生検にて充実腺管癌,ER(+),PgR(−),HER2 scoreは1+,腋窩リンパ節および遠隔転移は認めなかった。手術を希望されなかったため,anastrozoleを開始したが投与7 か月後の時点では腫瘍はやや増大していた(臨床学的効果判定はSD)。そのためletrozoleに変更したところ,投与10 か月後には臨床学的効果はPR と判定された。現在letrozole を継続投与中である。2 剤ともに副作用はみられなかった。今回使用した薬剤は,どちらも非ステロイド系アロマターゼ阻害剤でありcross-resistance があると思われるが,一般にletrozole はanastrozole よりアロマターゼ阻害作用が強いとされ,このことが効果の差に影響した可能性がある。anastrozole無効例に対するsecond-line にletrozoleが有効な場合があることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/35040/687