No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
オキシコドン塩酸塩速放製剤(オキノームR散0.5%)の経管投与時における適切な溶解液の選択
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
オキノームR散は本邦初の経口オキシコドン速放製剤である。散剤の経鼻管投与時には薬物によるカテーテル内の閉塞などが問題となり,特にオキノームR散のような医療用麻薬では,薬品管理の面からも正確な薬物量の投与が必要であり,カップ,シリンジおよびカテーテル内の残存薬物が生じることは望ましくない。そこで今回,オキノームR散を経鼻管投与する際の問題点を抽出し,その適正な投与方法を検討した。まず,各種溶解液に対するオキノームR散の溶解性について外観観察を行い,適切な溶解液を選択した上で,材質,形状が異なる3 種のカテーテルを用いて模擬的経鼻管投与を行った。またHPLC によるオキシコドン残存率の測定により,カップ,シリンジおよびカテーテルへの付着性を検討した。その結果,蒸留水,黒酢および牛乳はカテーテルへ容易に注入可能であり,カップ,シリンジおよびカテーテル内のオキシコドン残存率も少なく,オキノームR散の溶解液として使用可能であることが示された。エンシュアR ・H などの半消化態栄養剤に関しては,オキノームR散の溶解液として使用できないことが確認された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/35050/797