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Medroxyprogesterone Acetate(MPA)投与により長期担癌生存している再発子宮内膜間質肉腫の2 症例
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JPY
Abstract
子宮内膜間質肉腫は子宮体部悪性腫瘍中,約0.5%,非上皮性悪性腫瘍のなかでも約10%と非常にまれな腫瘍であり,現在でもその治療法が確立されていない。諸家により,MPA 療法は低悪性度子宮内膜間質肉腫に有効な治療方法の一つである可能性があると報告されている。今回われわれは,初回手術療法後,転移,再発した症例に対しmedroxyprogesterone acetate(MPA)の投与により,担癌状態で現在まで生存している低悪性度子宮内膜間質肉腫の2 例を経験したので報告する。症例1 では手術後3 年で骨盤内局所再発,肺転移を認め化学療法施行したが完全奏効を得られなかった症例に対し,化学療法後MPA の投与を行い腫瘍の縮小が得られ現在まで腫瘍径の増大なく経過している。症例2 では症例1 の経験を基に,初回手術後よりMPA の投与を開始していた。経過観察中に合併症のリウマチの悪化により一時的にMPA を中止したところ,骨盤内リンパ節,傍大動脈リンパ節腫大が生じ再発を認めた。再発後,化学療法と放射線療法に加え,いったん中止したMPA の投与を再開した。治療により転移病変は縮小し,現在MPA の投与のみ持続しているが,これまで再度増大する傾向は認めていない。
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/content/article/0385-0684/35050/857