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牛車腎気丸によるOxaliplatin関連末梢神経障害の軽減効果についての検討
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JPY
Abstract
目的: oxaliplatin(L-OHP)を含むFOLFOX 療法は,切除不能進行・再発大腸癌の標準治療である。L-OHPによる末梢神経障害は用量制限毒性の一つであり,治療中止の主たる要因となる。この神経毒性予防のため,牛車腎気丸の神経障害軽減の報告例を参考にFOLFOX 施行時に神経毒性軽減が可能であるかを検討した。対象:切除不能進行・再発大腸癌14 例(男性5 例, 女性9 例)。年齢中央値は67(42〜84)歳。化学療法の前治療あり8 例,前治療なし6 例。方法:全例に初回FOLFOX 開始日より連日,牛車腎気丸7.5 g/日を内服させた。結果:投与コース中央値8.5(1〜16)施行。神経毒性はgrade 1 が7 例,grade 2 が3 例の合わせて71.4%に認められた。神経毒性の発現は当初ほとんど認められず,コースが進むにつれて発現頻度が増加した。しかし,grade 3 以上の症例は認めなかった。結語: L-OHP による末梢神経障害のうち,急性神経毒性の軽減効果があることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/35050/863