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薬剤管理指導業務が効果的でCPT-11,CDDP 併用化学療法でCR となった肺小細胞癌の1 例
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JPY
Abstract
64 歳,男性の肺小細胞癌(Stage IIIA)に対してCPT-11,CDDP 併用化学療法を施行し,薬剤管理指導業務中にgrade 4 の好中球減少を来した1 症例を経験した。そこで遺伝子解析を行ったところUGT1A1*28 ヘテロ型の遺伝子多型を認めた。治療効果は良好であり,CPT-11 の投与量のみを約1/3 に減量することで化学療法を安全に4 コース施行しCRが得られた。この間,薬剤師として好中球減少時の抗生剤の選択やCPT-11 の投与計画への参画を行った。また,排便コントロールや血液毒性などに対する細かな患者モニタリングおよび遺伝子検索の際,患者と倫理委員会に対する資料などの情報収集を行った。CPT-11 に対する遺伝子多型の解析は重篤な副作用の予知に有用であるが,臨床の場では容易に判定できない。CPT-11投与患者において1 コース目から好中球減少が著明な場合には遺伝子多型患者であることを考慮し,症状や検査成績の十分なモニタリングおよび投与量の減量が重要であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/35060/961