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一般病院における大腸がん化学療法mFOLFOX6による治療の現状および施設間格差の検討
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JPY
Abstract
一般病院である市立堺病院(A病院)および宝塚市立病院(B病院)におけるmFOLFOX6療法の現状および施設間格差をレトロスペクティブに比較した。調査期間は2005 年4 月〜2006年11 月とした。対象患者はA 病院およびB 病院でそれぞれ33 名および17 名であった。骨髄抑制および末梢神経障害はそれぞれ,Common Terminology Criteria for Adverse Events v 3.0(CTCAE v 3.0)およびNeurotoxicity Criteria of DEBIOPHARM(DEB-NTC)により評価した。まず,両施設において,投与量の設定が異なっていた。A病院においてはoxaliplatin,5-FU 急速静注および5-FU 持続点滴の投与量は標準投与量の90%以上,副作用発現時にはこれらの用量が同程度減量されていた。一方,B 病院では初回および最終投与時における抗がん剤の減量率は抗がん剤間で異なっており,特に5-FU 急速静注における減量が顕著であった。有害事象のうちgrade 3 以上の好中球減少は,A 病院およびB 病院でそれぞれ21.2%および47.1%であった。1 施設においてgrade 3 以上の好中球減少が顕著であった。末梢神経障害は,両施設において顕著な相違は認められなかった。今回の結果から,抗がん剤の投与量設定および骨髄抑制について施設間に相違がみられたが,非血液毒性についてはみられなかった。
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