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進行膵癌に対するS-1/Gemcitabine併用療法の有用性
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JPY
Abstract
進行膵癌患者に対しS-1とgemcitabine(GEM)との併用化学療法を行い,良好な成績が得られたので報告する。症例は77歳(Stage IVa),68 歳(Stage IVb),64 歳(Stage IVb)の男性患者。S-1 80〜100 mg/day を2 週間投与,その間8日目と15日目にGEM 1,000〜1,200 mg/body を投与し,2 週間休薬を1 コースとして繰り返し行った。それぞれ診断後1年5か月,1 年3 か月,9 か月を経過しているが,Stage IVa の症例では原発巣は縮小傾向を認め他臓器転移もみられず,Stage IVb の2 例は原発巣,肝転移巣ともに著明に縮小した状態が続いている。いずれもQOL は良好である。われわれの S-1/GEM併用療法は副作用が少なく,外来長期投与が可能である。また腫瘍マーカーの推移からみた腫瘍抑制効果は強く,その効果は長期投与可能なことにより持続すると考えられる。S-1/GEM 併用療法は,進行膵癌に対する第一選択の化学療法として期待される。
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/content/article/0385-0684/35070/1233