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Capecitabine投与患者における手足症候群のマネジメント
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JPY
Abstract
capecitabine は進行・再発乳癌に対し,経口投与で効果の期待できる薬剤の一つである。さらに今後は結腸癌にも適応拡大され,より多くの患者に使用されることが予想され,QOL を保つ抗癌剤としてさらに期待されている。しかしながら約50%にHand-Foot syndrome(HFS)が発現するためにQOL にしばしば影響を及ぼし,発現gradeにより休薬・減量を余儀なくされるケースがある。今回われわれは,capecitabine 投与患者におけるHFS の予防と症状軽減を目的に,保湿剤やビタミンB6製剤を投与し,HFS の発生率および発生時期について検討した。治療開始時から予防対策を実施することにより grade 1 以上のHFS 発生率の低下および発生時期を遅延させることができ,その有用性が示唆された。予防対策の実施により休薬および減量を余儀なくされるgrade 2 以上の発生率を有意に低下させた。このことにより,特に再発治療においては,副作用の発現を最小限に抑えつつ,長期に治療を継続する目的が果たせた。治療完遂と患者のQOL の確保にはHFS などの様々な副作用対策が必須であり,より効果的な副作用の管理をするためにはチーム医療の充実が必要不可欠である。
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/content/article/0385-0684/35080/1357