No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
術後再発に対し化学療法が著効し長期生存が得られた肺癌の1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は63 歳,女性。肺腺癌にて左上葉切除術を施行。中分化型腺癌,pT2N2M0,pStage IIIAの診断であった。術後cisplatin(CDDP)+etoposide(ETP)を1 コース施行し,UFT 内服にて経過観察を行った。術後9 か月目よりリンパ節再発を認め放射線照射を施行。その後多発肺転移が出現し,CDDP+vinorelbine(VNR)を3 コース施行しCR となった。以後,肺転移の再発,化学療法,転移縮小を繰り返し,carboplatin(CBDCA+VNR)を計9 コース施行。また,右肺部分切除術を施行した。その後gefitinib 内服としたが再度増大。術後8 年経過した現在,S-1 を内服しCR を維持している。本症例のように長期に術後化学療法を行わなければならない場合,経口抗癌剤であるS-1 による治療は外来治療が可能であり重篤な副作用は少なく,またQOL を損なわずに継続できる点で意義があると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/35080/1415