No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
乳がんに対する薬物療法の進歩は著しく,初期治療においては化学療法が術後中心から術前中心に移ってきたとともに,治療の内容も従来の細胞傷害性化学療法に加えて分子標的治療が積極的に取り入れられるようになってきた。内分泌治療に関しても,閉経後患者に対するアロマターゼ阻害剤の位置付けや,閉経前患者に対する抗エストロゲン剤に追加するLH-RH analog などを中心に日々進歩している。進行再発治療においては,内分泌治療に細胞傷害性化学療法と分子標的治療をうまく使い分けることにより長期の生存が期待できる機会が増えてきたといえる。乳がん薬物療法の今後の流れとして,quality of life(QOL)低下を伴う細胞傷害性薬物治療から長期のQOL 維持が期待できるtrastuzumabや,今後保険適応が期待されるbevacizumab,lapatinib,sunitinibなどの分子標的治療中心に移ってゆくことが予想される。本編では,乳がん薬物治療について初期治療と進行再発治療について既存の概念と最近の知見につき報告する。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/35090/1457