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JPY
Abstract
切除不能進行・再発大腸癌に対する化学療法は,ここ数年で急速な進歩を遂げている。1957 年の5-fluorouracil(5-FU)の開発以来,5-FU の投与方法やLeucovorin(LV)との併用によるbiochemical modulationに基づいた治療戦略が中心的存在であり,生存期間中央値(MST)は12 か月程度であったが,1990 年代のirinotecan(CPT-11)と2000 年以降のoxaliplatin(L-OHP)の臨床導入,さらに分子標的薬である血管内皮増殖因子に対するモノクローナル抗体であるbevacizumab(BV),上皮増殖因子受容体に対するモノクローナル抗体であるcetuximabやpanitumumabの臨床応用によりMSTは2 年を超えるまで進歩を遂げている。しかし,日本においては2007 年6 月にBV が承認されたものの,cetuximab は2008 年の承認が待たれている状況であり(本原稿を投稿後,2008 年7 月16 日に製造販売承認されたとの情報を得た。BVと同様,市販後全例調査の対象となる),大腸癌の化学療法は海外の後追いになっている状況は否めない。本稿では,現段階での標準治療について現状と展望について論じる。
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/content/article/0385-0684/35090/1467