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JPY
Abstract
婦人科がん治療の主幹をなすのは手術療法と放射線治療であったが,近年薬物療法は進歩し婦人科がん治療に占める範囲は徐々に広くなってきている。上皮性卵巣がんに対する化学療法はcisplatinの導入以降頻繁に行われてきたが,現在ではプラチナ製剤とタキサン製剤の併用療法が標準治療として定着している。子宮体がんでは,以前よりCAP 療法が術後補助化学療法として日本で施行されていた。現在では世界中で化学療法(AP療法)が標準治療として行われようとしている。子宮頸がん治療において初回治療時放射線療法とcisplatin が同時に併用される治療法は,1999 年以降日本でも標準治療として推奨されている。このように,婦人科がん治療における薬物治療は,世界ではGOG やSWOG,EORTC など,そして日本でもJCOG やJGOGなどの様々な臨床試験グループによる臨床試験の結果を受け目覚ましい進歩をみせて発展し,その守備範囲を広げている。今後もこの傾向は続いていくものと考えられる。
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