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外来化学療法におけるVinorelbineの静脈炎予防の検討—乳癌症例を対象とした—
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JPY
Abstract
2005 年7 月〜2006 年8 月に当院の外来化学療法室において,乳癌治療にvinorelbine(VNR)を投与し静脈炎を発症した10 例を対象に,静脈炎発症の予防方法を検討した。予防対策として実施,検討したのは,VNR 投与中にホットパックを用いて刺入部より体躯側の静脈を暖める温罨法,および投与後のウォッシュアウトで使用する生理食塩水を250 mL から500 mL に増量する方法である。静脈炎対策施行により,静脈炎のgrade は施行前に比して施行後では有意な低下がみられた(p=0.039)。静脈炎対策施行前後における投与中の血管痛の変化に関する検討でも,施行により10 例すべてに除痛効果があり,発症数の有意な低下が認められた(p<0.0005)。同様に帰宅後の血管痛に対しても発症数の有意な低下が認められた(p=0.001)。VNRの静脈炎対策として,温罨法とウォッシュアウトで使用する生理食塩水の増量の組み合わせは有効であった。また,VNR 以外の要因で静脈炎を惹起する因子はないか,ベースラインの比較を行ったが,投与回数,穿刺する静脈の太さ,前治療歴に関しては関連を認めなかった。
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/content/article/0385-0684/35090/1525