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切除不能乳癌局所病巣へのMohs Paste外用の試み
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JPY
Abstract
乳癌局所再発や皮膚浸潤を伴う局所進行乳癌は病巣部からの多量の滲出液,悪臭,出血によりQOL を著しく阻害する病態である。今回Mohs paste外用により良好な局所コントロールを得られた3 例を報告する。症例1 は45 歳,女性。左乳癌全摘術後の胸壁再発巣は多量の滲出液,出血を認めた。2回のMohs paste外用により再発病巣表面は乾燥し,ガーゼ交換回数が大幅に減少した。症例2 は55 歳,女性。右進行乳癌は多量の滲出液,悪臭,および辺縁からの持続性出血により重度の貧血を認めていた。2回のMohs paste外用によりほぼ止血を得られ,患者自らの使用も可能であった。症例3 は69 歳,女性。右乳癌全摘術後で,腹部に巨大な再発病巣を認め多量の滲出液,悪臭,出血を認めていた。1回のMohs paste外用で悪臭,出血は消失し,非常に著しいQOL 改善を認めた。3例ともに特に副作用もなく施行可能であった。乳癌局所病巣へのMohs paste外用は有効な方法であると思われた。
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/content/article/0385-0684/35090/1531