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Paclitaxel投与患者における投与量・投与スケジュールに基づいた副作用解析
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JPY
Abstract
paclitaxel(PTX)の投与方法には3 週間に1 回投与(tri-weeklyレジメン)と,3 週連続し1 週休薬する週1 回投与(weeklyレジメン)がある。そこで,weeklyレジメン47 例(乳がんおよび胃がん)とtri-weeklyレジメン58 例(乳がんおよび肺がん)について副作用発現状況を比較検討した。骨髄抑制,末梢神経障害,筋肉痛・関節痛の発現はいずれもweeklyよりtri-weeklyレジメンにおいて高頻度に発現し,それぞれの発現率は,grade 3/4 の好中球減少は12.8%と65.5%(オッズ比12.98),grade 2/3 の末梢神経障害は6.4%と24.1%(オッズ比4.67),grade 2/3 の筋肉痛・関節痛は4.3%と43.1%(オッズ比17.05)であった。末梢神経障害および筋肉痛・関節痛は,症状の重症化とPTX の1 回投与量との相関がみられたが,累積投与量とは相関がみられなかった。末梢神経障害および筋肉痛・関節痛の初発時期は,tri-weekly レジメンにおいては80%以上の患者がいずれも1 コース目に発現したのに対し,weekly レジメンでは各コースで発現がみられた。他の非血液毒性の発現頻度は悪心を除いて両群間で差はなかった。以上,PTXによる末梢神経障害および筋肉痛・関節痛の発現は1回投与量やレジメンにより影響されることが示唆され,tri-weeklyレジメンにおいて高頻度にみられた。
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