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Gemcitabine(GEM)併用全身化学療法が奏効した進行・再発胆道癌の2 例
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JPY
Abstract
症例1: 60 歳台,男性。肝門部胆管癌の診断にて2002 年7 月に肝拡大右葉切除術を施行(fCur B)。2005 年3 月癌性胸膜炎と診断され,GEM 単独による化学療法を施行。治療効果はPR であったが,2006 年5 月に転移巣の増悪を認めたため,S-1+GEM,CDDP+GEMによる化学療法を施行。治療効果はSDであったが全身状態が悪化したため,現在は緩和医療にて経過観察中である。症例2: 60 歳台,女性。進行胆嚢癌(stage IVb)と診断され,S-1+GEM,CDDP+GEMによる化学療法を施行しdown stagingが得られたため,2006 年7 月に肝拡大右葉切除術を施行(fCur C)。病理所見では,主病変に癌細胞は認められず線維組織に置換されていた。2 例とも外来通院で化学療法が施行可能であり,良好な抗腫瘍効果を確認できた。胆道癌に対する化学療法は,いまだ大規模試験によるエビデンスに基づいた標準治療が確立されていないが,今後はGEM,S-1などの新規抗癌剤が主流となり,新たな展開を迎えていくと思われる。
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/content/article/0385-0684/35100/1779