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10 年後,がん死亡率(年齢調整,75歳未満)の20%減少は可能か?
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JPY
Abstract
「がん対策推進基本計画」の全体目標として掲げられた“10 年以内に,75 歳未満の年齢調整死亡率の20%減少”について,その試算の根拠を公開されている資料に基づいて紹介するとともに,その達成可能性について私見を記した。試算については,2015年までの10 年間で10%の自然減少が見込まれ,これに喫煙率の半減(1.6%減),がん検診受診率50%(4.0%減),がん医療の均てん化(4.7%減)が,がん対策を総合的に推進することにより実現できれば,各々1.6%,4.0%,4.7%の減少が加わり,20%減少が達成されるとしている。いずれもハードルは高く,たばこ税の大幅値上げや職場・公共的施設内の禁煙,検診受診の法制化,医療制度の改革などの社会環境の劇的な変革なしには達成は困難であろう。一方で,2000 年を起点とした死亡率は5 年間で約10%減少している現状があり,何もしなくても20%減少が達成される可能性もある。
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/content/article/0385-0684/35110/1813