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FOLFOX4 療法におけるRDI(Relative Dose Intensity)の検討
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JPY
Abstract
oxaliplatin(L-OHP)は進行・再発大腸癌治療における主要な薬剤であり,5-FU,levofolinate(l-LV),L-OHPの併用療法であるFOLFOX4 療法は標準治療として用いられている。本研究ではFOLFOX4 における安全性および治療継続性の評価を行うため,レトロスペクティブに有害事象,RDI(relative dose intensity)の調査を行った。対象と方法: FOLFOX4療法の導入を行った188 例を対象とした。RDI の検討を行うために 1サイクルから 13サイクルにおける治療の減量イベントおよび延期イベントの集計を行った。結果: L-OHP のRDI は89.1%(1〜4 サイクル),81.4%(4〜7 サイクル),78.2%(7〜10サイクル),69.0%(10〜13サイクル)であった。RDI 低下の要因としては血液毒性(白血球減少,好中球減少,血小板減少),末梢神経障害,アレルギー反応であった。さらに一部の症例では末梢神経障害およびアレルギー反応の発現によりFOLFOX4 療法を中止していた(末梢神経障害15.2%,アレルギー反応20.3%)。結論: FOLFOX4 療法における血液毒性,末梢神経障害,アレルギー反応は,治療継続に大きく影響していることが示唆された。効果的な治療を行うためにも,これらの有害事象の適切な管理が求められる。
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/content/article/0385-0684/35110/1895