No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Pro T-ALL に対する同種造血幹細胞移植後に骨髄外の再発を来した1 症例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は22 歳,男性。2005 年10 月発症のpro T-ALL である。発症時,骨髄の細胞表面マーカー解析で腫瘍細胞はpro T-cell の形質を有する急性リンパ性白血病(ALL)であった。初回,寛解導入療法後寛解に至ったが地固め療法中に再発を来し,2006 年1 月にHLA一致同胞からの末梢血幹細胞移植を実施した。前処置にはfludarabine,melphalanを用いた。移植後1 年間の寛解を維持していたが,2007年3月9日歯肉,左精巣,両大腿筋肉内に髄外再発を来し,各部位に放射線治療(25.2 Gy /14 fr)を施行した。その間6 か月にわたり骨髄は寛解を維持しつづけたが8 月に骨髄再発を来し,化学療法による骨髄抑制期間中に緑膿菌性敗血症により9 月に死亡した。pro T-ALLは,最も未熟な段階で腫瘍化したT細胞性ALLであり,その表面形質の特徴から移植免疫の効果が得られやすい可能性が考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/35110/1911