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Imatinib治療にてComplete Responseと思われた胃GIST 術後肝転移の1 切除例
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JPY
Abstract
症例は71 歳,男性。2002年12 月に嘔気を主訴に来院。胃GIST(gastrointestinal stromal tumor)の診断で,2003 年1 月に胃部分切除術を施行した。腫瘍は6.5×5.0×4.5 cm,免疫組織染色にてc-kitおよびCD34 陽性,mitotic index: 25/50HPF でhigh-risk GIST であった。2003 年11 月に肝転移を認めimatinib 400 mg/日を開始した。肝転移は徐々に縮小し,嚢胞状となった。2007 年6 月にFDG-PET にて集積を認めずcomplete response(CR)と判断した。imatinib中止目的にて7 月に肝区域切除術を施行した。病理組織検査では,腫瘍内はほとんどが硝子変性となっていたが腫瘍辺縁の一部にviable cell を認めた。また術後imatinibを中止したところ,術後4 か月後に残胃再発を認めimatinib投与を再開している。本症例では胃GIST 術後肝転移に対してimatinib を42 か月間投与し,画像診断上CR と判断されたが切除標本では腫瘍は完全消失していなかった。FDG-PETは転移再発GISTにおけるimatinib治療の効果判定に有用であることが多いが,細胞レベルの判断は困難である。またimatinibは組織学的なCR を得ることが困難なことより,外科的切除を行ったが術後imatinib中止による残胃再発を来しており,外科的切除後もimatinib継続治療が重要であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/35110/1945