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同時性肝転移を伴う胃癌症例に対して肝動注化学療法と手術療法の併用による長期生存例
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JPY
Abstract
胃癌の同時性肝転移に対して全身化学療法が標準的な治療の一つであるが,その成績は決して良好とはいえない。一方で,当院で実施した胃癌の肝転移に対する肝動注化学療法が良好な成績を示したため,同時性肝転移症例の長期生存例について1 例を報告する。症例は39 歳の女性。多発肝転移を伴った進行胃癌を認めた。5-FU/CDDP/DOC の併用療法を2 サイクル実施後,胃,肝以外の臓器に新たな病変を認めず,肝病変が縮小傾向を示したため幽門側胃切除術を実施した。術後に全身化学療法を再開したが,肝病変の増悪を示したため肝動注化学療法を実施した。以後約2 年間,病変が縮小を示した状態で経過したため肝部分切除術を実施し,現在まで生存中である。本症例は初回治療開始後33 か月経過した長期生存例であり,切除不能な胃癌同時性多発肝転移に対して胃切除術と肝動注化学療法の併用が有効な治療法の一つになり得ることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/35120/2002