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Grade 4 血液毒性を生じたS-1+CPT-11 併用療法をDose Down 行い継続し著効を得た切除不能進行胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は73 歳,男性。心窩部痛を主訴に2007 年6 月近医を受診し,7 月当院にて精査を施行した。幽門前庭部全周性2型胃癌,リンパ節転移,多発肝転移: cT3N1H1P0M0,Stage IV と診断した。performance status(PS)0,経口摂取可能であり,8 月よりS-1+CPT-11 併用療法(IRIS regimen)を開始した。S-1 投与量は120 mg /body/day でday 1〜21,CPT-11はday 1,15 に80 mg/m2: 124 mg/body を投与し5 週間を1 コースとした。1 コース目に発熱を伴うgrade 4 血液毒性(WBC 440/Neut 200)を呈したため緊急入院となった。G-CSF 投与,クリーンルーム管理,広域スペクトル抗生物質投与にて管理し,grade 3 の腹痛,下痢,倦怠感を認め対症療法を施行した。1 コース終了後,原発巣・肝転移の縮小を認めたため同一regimen をdose down し継続することとした。S-1 は2 level dose down とし80 mg/body/day,CPT-11 は10% dose down:100 mg/body 投与とし2 コース目を施行した。さらに肝転移の縮小を認めたが,grade 2 好中球減少症が持続したためdose down を繰り返し,CPT-11 は40% dose down: 74 mg/body にて投与継続し,リンパ節転移,肝転移,原発巣はCR となった。現在9 コース目を施行中である。
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