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JPY
Abstract
今回われわれは,進行肝細胞癌に胃癌,直腸癌を伴った同時性三重複癌の切除症例を経験した。症例は68 歳,男性。進行肝細胞癌,胃癌の診断で当科を紹介された。肝細胞癌に対するTACE 後のCT で直腸癌が指摘され,同時性三重複癌の診断に至った。出血・閉塞の可能性のため,直腸癌に対しては低位前方切除術を施行した。その後,肝細胞癌に対しTACE を3 回施行し一部に無効病巣の出現を認め,胃癌はこの間増大傾向にあったが根治切除可能であった。同時切除にて長期生存の可能性もあると判断し,肝S7 部分切除術,幽門側胃切除術を同時に施行し得た。進行肝細胞癌を含む同時性重複癌症例に対しては,それぞれの進行度と病勢を考慮した集学的な治療が肝要であると考えられる。
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/content/article/0385-0684/35120/2106