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膵癌肝転移に対して肝切除と術後補助化学療法を施行し良好な経過をたどった1 例
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JPY
Abstract
膵癌再発の治療は困難である。われわれは膵癌根治術後に補助化学療法を行い,経過中に肝転移を来し肝切除を施行し,その後再度化学療法を行い良好な経過をたどっている症例を経験したので報告する。2006 年3 月浸潤性膵管癌の診断で膵頭十二指腸切除術を施行,高〜中分化型管状腺癌pT4,pN0,sM0,fStage IVa であった。合併症はなく術後23 日で退院した。術後30 日目からgemcitabine(GEM)1,000〜1,400 mg/body 隔週投与による補助化学療法を施行した。術後8 か月より血清CA19-9 値の上昇がみられた。約10 か月後に肝転移(S6 に単発)が判明したため,GEM 投与を1,200〜1,400 mg/body 3 投1 休に変更し投与したが,血清CA19-9 値の上昇が続いたのでPD 後13 か月で肝部分切除(S6)を施行した。合併症はなく術後21 日からGEM の再投与を開始し,PD 術後27 か月経過しているが血清CA19-9 値は基準値にあり,画像診断上再発の所見なく外来観察中である。
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/content/article/0385-0684/35120/2109