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Gemcitabine Hydrochloride(GEM),S-1 およびNedaplatin 併用療法が有効であったと考えられる再発膵癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は57 歳,男性。2006 年6 月上旬より褐色尿,眼球黄染および食思不振を認め,閉塞性黄疸の診断で入院。精査で膵頭部癌と判明し,7 月中旬に幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した。切除標本ではPh,pTS3(40 mm),pT3,pN1,sM0,f stage IIIであった。11 月の腹部CT 検査および12 月のSPIO-MRI 検査にて肝S6 に転移巣を認め,GEM 1,400 mg/body を3 週投与1 週休薬で開始した。当初はSD であったが,2007 年4 月の腹部CT 検査では肝転移巣はPD となりGEM 単独でのコントロールは困難と判断,4 月下旬よりGEM 1,400 mg/body(days 8,15)+S-1 80 mg/body(days 1〜14),days 16〜20 は休薬としてsecond-line の治療を開始した。6 月上旬のCA19-9 は一時低下したがその後再上昇し,2008 年2 月の腹部CT 検査では肝転移巣の増大および局所再発巣の出現を認めた。そのため2008 年3 月より,third-line としてGEM およびnedaplatin(CDGP)の併用療法を開始しSD を維持している。切除不能・再発膵癌ではGEM 耐性となった場合は治療に難渋するが,S-1 やCDGP の併用により病勢コントロールが可能な場合もあり,今後のさらなる検討が必要であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/35120/2123