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放射線治療,Paclitaxel,Toremifene 投与による集学的治療によりCR が得られた異時性重複乳癌術後再発の1 例
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JPY
Abstract
異時性重複乳癌術後の皮膚転移,鎖骨上下リンパ節転移に対してpaclitaxel とtoremifene の投与および放射線治療による集学的治療を行い,良好な結果を得たので報告する。症例は49 歳,女性。37 歳時に右乳癌,47 歳時に左乳癌でBt+Ax を施行されている。術後2 年目の検査で左前胸部に直径1 cm の皮膚の発赤部を3 か所認め,穿刺吸引細胞診を施行したところClass V の診断であった。超音波検査では左鎖骨上下リンパ節が多数腫大しており,乳癌の転移と診断された。paclitaxel とtoremifene の併用投与を開始した。7 サイクル終了した時点で鎖骨上下のリンパ節腫大は消失した。一部皮膚の発赤が残っており,生検したところ皮膚転移が残存していたため局所に放射線治療(total 30 Gy)を施行した。再び皮膚を生検したところ癌細胞がみられないとの結果であった(CR)。治療経過中,すべての治療は外来で行うことができ,重篤な副作用は認められず良好なQOL が保てたと思われた。
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/content/article/0385-0684/35120/2222