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大腸癌におけるToll-Like Receptor 4 発現の検討
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JPY
Abstract
自然免疫系においてToll-like receptors(TLRs)は病原体を認識し,免疫系の賦活化に重要な役割を果たしている。今回,発癌に自然免疫系の応答異常が関与しているのではないかといった仮説を立て,TLRs のなかでも特にToll-like receptor 4(TLR4)についてその発現の有無を癌罹患大腸組織中で確認した。手術検体での大腸癌の癌部および非癌部組織を用い,reverse-transcription PCR 法(RT-PCR)でTLR4 の発現を調べた後,さらにreal-time PCR 法で発現の定量化を行い2 群間の比較検討を行ったところ,非癌部組織においてTLR4 の発現が有意に高く認められた。今回,癌組織に比し非癌組織にTLR4 が有意に多く発現したという結果は,非癌部のTLR4 が過剰発現もしくは癌部のTLR4 がdown regulation を起こしていた可能性が考えられ,興味深い結果が得られた。
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/content/article/0385-0684/35120/2247