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がん患者における真菌血流感染症の原因真菌と抗真菌剤感受性の検討
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JPY
Abstract
がん化学療法患者における真菌血流感染症を適切に診断することは重要である。われわれは2002 年9 月〜2006 年3 月の期間に,静岡がんセンターにおいて発症した真菌血流感染症の詳細をまとめた。血液培養によって59 株の真菌が検出された。血液培養から検出された分離菌種としてはCandida albicansが39.0%と最多であり,次いでC. glabrata 22.0%,C.parapsilosis 20.3%,C. tropicalis 13.6%の順であった。59 株中,感受性検査の結果が得られた真菌は32 株において,fluconazoleに対する耐性株は7 株,itraconazole の耐性株は8 株認められた。研究期間中,アゾール系薬剤とポリエン系薬剤のMIC 値は大きく変化しなかったのに対して,ファンギン系の感受性の低下傾向が認められた。抗真菌剤の感受性の継続的モニタリングと標準的評価法の確立が必要と考えられた。
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/content/article/0385-0684/35130/2383