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外来S-1単独投与により長期間の担癌生存が得られている進行鼻腔腺癌症例
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JPY
Abstract
右鼻腔原発腺癌の両側頸部リンパ節転移症例(T3N2cM0: Stage IVA)において,化学放射線療法による一次治療後の残存病変に対してS-1 単独による外来化学療法を施行し,QOL を低下させることなく投与開始後2 年5 か月にわたりpartialresponse(PR)が維持できているtumor dormancy therapy(TDT)成功例について報告する。症例は65 歳の女性。化学放射線療法による一次治療後に鼻腔および頸部リンパ節は縮小するも残存(PR)したため,TDT目的にS-1(80 mg/日)による化学療法を開始した。投与開始から2 年5 か月が経過した現在,2 週投薬2 週休薬にてPR を維持したまま継続加療中である。有害事象は重篤なものは認めず,grade 1 の白血球およびヘモグロビン減少のみである。今後もさらに長期の経過観察が必要で,また頭頸部腺癌についてさらに症例蓄積が必要であるが,S-1 は進行頭頸部腺癌に対してQOL を損なうことなくTDT に適した薬剤であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/35130/2389