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Helicobacter pyloriの除菌にて寛解した胃限局びまん性大細胞型B 細胞リンパ腫の2例
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JPY
Abstract
症例1: 71 歳,女性。胃部不快感にて当院を受診。上部内視鏡検査にて潰瘍性病変を認めた。Helicobacter pylori(H.pylori)が陽性であったために,除菌療法が行われた。生検の結果,DLBCL の診断が得られ,当科に紹介となった。除菌後の上部内視鏡にて病変は改善を示し,リンパ腫細胞を認めなかった。再発なく経過している。症例2: 49 歳,男性。検診の上部内視鏡にて異常を指摘され,当院紹介となった。他院にてMALTリンパ腫疑いと紹介されたために,H. pylori除菌が行われた。当院での上部内視鏡では慢性胃炎の所見のみで,リンパ腫細胞を認めなかった。除菌前の標本を再度検討したところ,リンパ腫細胞は大型でびまん性大細胞型リンパ腫の診断となった。再発なく経過している。限局期びまん性大細胞型B 細胞リンパ腫に対する治療は化学放射線療法が一般的に施行されているが,今回われわれは,H. pylori除菌療法を施行し完全寛解となり,その後も再発なく経過良好な胃限局びまん性大細胞型B 細胞リンパ腫の2例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/35130/2437