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mFOLFOX6 施行後の手術症例における末梢神経障害と白金濃度の関連についての検討
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JPY
Abstract
目的・背景: Oxaliplatin を含む化学療法施行後に転移巣切除などの手術を行った大腸癌患者に慢性神経障害の急性増悪が起き,そのメカニズムとして,赤血球中の白金化合物が溶血によって血漿中に移行する可能性が報告されている(Gornetら,2002年)が,この点に関する追試は行われていない。対象・方法: mFOLFOX6施行後に手術を施行した3 例の手術前後,末梢神経障害の変化と術前後の血中および赤血球中の白金濃度について検討した。結果: 3 例いずれも術後に末梢神経障害の増悪は認めなかった。またICP-MS(inductively coupled plasma mass spectrometry )法によって測定した血漿中,限外濾過液中,および赤血球中の白金濃度は,術直前と術後4,24,48 時間の間で差を認めなかった。結語:結論を得るには症例の集積が必要であるが,oxaliplatin 投与後の患者では手術後に白金のプールが変化することで,末梢神経障害が増悪する可能性は低いと考えられる。
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