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多発肝転移を有する同時性重複癌に対しS-1+CPT-11が有効であった1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳台,男性。貧血を契機に施行した下部消化管内視鏡にて進行直腸癌が認められた。精査にて胃噴門部から体中部にかけて2 型の進行癌と多発性肝転移が認められた。肝転移の原発巣が胃か直腸かは不明であったが,いずれの病巣にも奏効することを期待して,S-1 80 mg/m2 分2(day 1〜14),CPT-11 100 mg/m2(day 1,day 15)のレジメンを選択した。5コース終了時点では胃癌,直腸癌とも縮小を呈し,肝転移巣は消失した。以後もレジメンの変更はあるものの,現在外来通院しながら加療中である。非治癒因子を有する同時性重複症例における治療は困難なことが多いが,多発肝転移を伴う進行胃癌・大腸癌にS-1+CPT-11併用化学療法が有効であった症例を経験した。
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/content/article/0385-0684/36010/139